ワイルドライフ 「10万匹のカニ」 [NHKもの]

オーストラリア南部にあるメルボルンの近くにあるポート・フィリップ湾に年に1度グレートスパイダークラブが大集結する。その謎に迫って云々…

甲羅の大きさは20cmで脚の長さが40cmと結構大きいグレートスパイダークラブというカニが、100m四方の海底に集まって一斉に脱皮をする。
カニは骨を持たない甲殻類であるため、脱皮をして成長を行うが、脱皮をしている間は身動きが出来ず、また、脱皮直後の甲羅は柔らかく、普段防御のための固い甲羅として意味を持たないため、脱皮の間に天敵のヒトデやオットセイに狙われてしまう。

そこで、皆で一斉に脱皮をすることで、数による天敵から身を守る方法をとっているらしい。
番組内では100m四方に10万匹以上のグレートスパイダークラブが集まるとのこと。映像で見る10万匹のカニの大軍は圧倒的。あれだけのグレートスパイダークラブを食べ尽くすことは不可能。視界に入る海底が全てグレートスパイダークラブに覆われているんですよ。そりゃびっくりですよ。

目を挟みで触る事で脱皮のためのホルモンが分泌され、一気に新しい殻が出てくる。甲羅の部分は簡単に脱げるみたいだけど、問題は脚。自力で脱ぐのが難しいためなのか、潮の流れで脱がそうとしている。中には脱皮中に力尽きて死んでしまうのもいるらしい。
潮の流れを利用するのはグレートスパイダークラブだけでなく、天敵のヒトデも利用する。ヒトデの脚?を曲げて、身体全体を丸くし、潮の流れにそって転がってくるの。ヒトデが転がるってすごい光景。で、潮の流れる先にはエサとなるグレートスパイダークラブの脱皮現場になっているので、都合よくエサ場まで運んでくれるようになっている。上手く自然を使用してますね。


来週はサハリン湿地にするオオワシのお話し。久々の鳥回なだけに期待が持てる。猛禽類はカッコいいからねぇ~
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